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| main | 「痒い〜の!」      (間 寛平)   【作:ろびぃ】 >>

「俺たちの旅」 【作:ゲコ】

1.作品の紹介

「俺たちの旅」は1975年から76年にかけて日テレ系で放映された、
いわば青春ドラマの代名詞とも言える作品で、今でも根強いファンが
いるようです。かくゆう私もその一人で、今まで見たテレビドラマで
ベスト1は何かと聞かれると、やはりこの作品を上げるでしょう。
昔このドラマを見て東京に憧れたことが、自分が上京する動機の一つ
ともなりました。中村雅俊の歌う同名の主題歌(作=小椋佳)も
作品の雰囲気をよく表していて、大ヒットしました。

ドラマのストーリーを簡単に紹介します。

茨城から東京の大学に入学した主人公・カースケ(中村雅俊)は、
大学のバスケ部の同僚で家出したオメダ(田中健)と、就職浪人中の
高校時代の先輩・グズ六(秋野大作)の下宿に居候する。この3人を
めぐって毎回さまざまな事件が起こることが、ドラマの軸となる。
やがてカースケとオメダはグズ六の下宿を出てアパート暮らしを始め、
ここで受験浪人・ワカメ(浜田大造)と会う。ワカメは受験失敗を
機に自分で会社を設立し、やがてカースケたちもこの「何とかする会社」
(社名)に加わり、会社が軌道に乗ってきた所でドラマは終了する。
毎回ドラマの終わりに短い詩が画面に出て、それが作者のメッセージなの
だが、全編を通じてのテーマは「自分らしく生きれば、人生はきっと
素晴らしい」ということだろう。

2.作品の舞台を訪ねる(2003年7月)

1) 井の頭公園

京王線・吉祥寺駅から井の頭公園駅にかけて広がる緑豊かな公園。
この公園と井の頭公園駅は、主人公らが住む街の風景として、
しばしばドラマに登場した。公園の中心にある井の頭池(ボート
遊びができて鴨や鯉がいる)は、神田川の水源地。

2) 「たちばな荘」と上水橋

丸の内線・方南町駅から歩いて10分程の所に、カースケとオメダ、
ワカメらが暮らした「たちばな荘」が、現在もある。ドラマでは
閑静な住宅地だったが、すぐそばに環7があって実際そうでもない。
「たちばな荘」のすぐ前に、これもドラマによく出た上水橋があり、
その下を神田川が流れている。やはりこの川は東京の情緒を感じ
させるようだ。

3) 新宿コマ劇場前・噴水跡

ドラマのオープニング(主題歌が流れる)で、主人公らが噴水に
飛び込むシーンは有名。現在この噴水は埋められ、タイル貼りの
無意味な平地になっている。自分が上京した80年代には、すでに
なかったように思う。

4) 物語の舞台を巡った感想

物語の舞台は、大まかには東京の街全体と言えるが、
井の頭公園以外はすっかり変わってしまった。ドラマの時代は
70年代だが、自分が暮らした80年代にはまだその雰囲気が東京には
色濃く残っていた。しかし2000年代となった今、当時の風景は
探すのが困難な程、なくなってしまった。
ドラマの中の風景は変わらないが、現実の街並みは変わってしまうん
だなというのが感想。同時に、もっと古い街並みを大切にして、残して
いくべきではないかと思う。何百年前の街だけでなく、高度経済成長期
や1980年代の街並みを(まだ残っているなら)将来に向けて保存して
欲しいものです。

3.作品の個人的感想

作品と自分を重ねてみると、ちょうど10年くらいの時差がある。
主人公・カースケの大学時代は1970年代だが、自分が大学生活を
過ごしたのは1980年代で、サークル(ギャグ研究会)の仲間と
騒いでいたあの時代が、自分自身の“俺たちの旅”だった。
その頃はバブルの絶頂期で、日本経済は世界市場を席捲し、国民は
繁栄を享受していた。ドラマの舞台である1970年代もやはり日本
にとってはいい時代で、そうした背景の共通点があるからドラマに
感情移入できるのだろう。
その後の日本はバブルが崩壊し、1990年代はダラダラ恐慌、そして
2000年代の今もそのダメージから立ち直れないでいる。
その原因は遡れば1980年代の繁栄の陰にあったのであるが、
思わぬ大成功が問題点を忘れさせてしまったようだ。
ギャグ研究会も1980年代に結成して全盛期を迎え、1990年代後半
にサークルが消滅したのは、日本と運命を同じくしたかのよう
だった。

しかし私は、日本の1980年代を否定する気はあまりありません。
同時に、昔のギャグ研究会を否定する気もほとんどありません。
むしろあの時代は素晴らしかった、もう一度あの平和と楽しさが
復活しないかと願っています。ただまったく同じではなく、80年代
の問題点(環境破壊、バラマキ経済、悪平等、教育、等々)を
修正して、あの頃の良い部分だけを残した時代が未来にできないか
と願います。そのために何をしたら良いのか、結局悪い所を一つ
一つ直していくしかないのでしょうが、自分自身もできることを
考えながら、小さなことをコツコツやっていけたらと思います。
話がドラマからは外れてしまいましたが、良い時代の良い面を
思い出させてくれるという意味で、この「俺たちの旅」はお勧めです。
またこのドラマには「10年後の再会」(1985年放送)、「20年後の選択」
(1996年放送)という続編も作られていて、主人公たちのその後が
描かれています。これらも現在の自分と比べながら、興味を持って
見ることができます。ギャグ研も飲み会などで時々は「XX年後の再会」
をしたいものです。

(ゲコ)
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